小児泌尿器科について

お子さんの泌尿器が気になる場合は
一人で悩まずに受診してください
お子さんの泌尿器に関わる疾患、トラブルに対応するのが小児泌尿器科です。特に小さなお子さんは、自分の不調や症状をうまく周囲に伝えることができず、我慢していることも少なくありません。症状を悪化させないためにも、普段と様子が違う、何となく気になるなどと感じた場合は、すぐに当院にご相談ください。
Trouble
このような症状はありませんか
- おねしょが治らない
- 包茎が気になる
- 陰部を痛がる
- お漏らししてしまう
- 陰部の発達が心配
- 陰部をかゆがる
- トイレまでに漏らす
Disease
主な疾患
- 夜尿症
- 包茎
- 陰のう水腫
- 尿失禁
- 包皮炎
- 停留精巣
代表的な疾患
包茎
お子さんのおちんちんは基本的に包皮に包まれていますが、「異常ではないだろうか」と悩むママさんは少なくありません。成長とともに、自然に包皮がめくれるようになるので、多くの場合は心配不要ですが、まれにお薬を使った治療や手術が必要なケースもあります。気になる場合はお気軽にご相談ください。
包皮炎
おちんちんの先端の部分や、先端を包んでいる包皮が炎症を起こして、赤く腫れ上がった状態です。痛みを訴え、膿が出ることもあります。おちんちんを清潔に保つとともに、抗菌剤などを使って治療します。年齢が上がっても、包皮炎を繰り返す場合は、包茎の手術が必要になる場合もあります。
夜尿症
一般に5歳を過ぎたお子さんが、週に2〜3回以上の頻度でおねしょを繰り返し、そうした状態が3ヵ月以上連続している場合は夜尿症と診断されます。7歳の時点で夜尿症のお子さんの割合は10%程度といわれ、多くの場合、年齢が上がると自然に治ります。医療機関では生活改善や薬剤療法で対応します。
当院の小児泌尿器科
お子さんの泌尿器科診療は
小児泌尿器科学会専門医にお任せください
当院では、小児泌尿器科学会専門医が、お子さんの泌尿器に関するトラブルや悩みに丁寧に対応します。小児特有の疾患や成長に伴う問題を深く理解した専門医が診察を行うため、安心してお子さんをお任せいただけます。おねしょや尿路感染症など、気になる症状があれば、ぜひ当院までご相談ください。お子さんとご家族の不安を取り除きながら、適切な診療を提供します。
お子さんの気持ちを大切にした
無理のない診療を実践しています
多くのお子さんにとって、医療機関の受診はあまり楽しいものではありません。怖い経験をしたことで、受診できなくなるケースもあるようです。こうした事態にならないよう、当院では一人ひとりのお子さんの気持ちやペースを尊重した診療を実践していますので、安心してご来院ください。
親御さんが安心して快適に通える
サポート体制を整えています
当院では、WEB予約・WEB問診に対応しておりますので、スムーズに通院まで運ぶことができます。院内はプライバシーにしっかり配慮した体制を整えておりますので、お子さんのお悩みも恥ずかしがらず安心して受診してください。
夜尿症
お子さんに合った改善法を
提案します
夜尿症は基本的に病気ではありません。尿をうまく溜めることが難しい、尿意を感じやすいなど、機能的な問題が要因になっていることがほとんどです。快適に日常生活が送れるよう、当院ではお子さんに合った改善法をご案内いたします。お困りの場合は、悩みを抱え込んでしまわずに、私たちにご相談ください。
夜尿症の種類
多尿型
睡眠中は、尿を濃くすることで尿の量を少なくするホルモンが働いています。しかし、こうした身体の仕組みが未発達のお子さんの場合、尿の量が増えてしまい、おねしょにつながります。成長が遅れがちなお子さんに多く見られるケースです。
膀胱型
尿を溜める膀胱の機能が十分に発達していないために、尿が少ししか溜まっていないにも関わらず、尿意を感じてしまいます。低年齢のお子さんに多く、おねしょの他、日中にトイレに行く回数が多くなります。
混合型
睡眠中の尿の量を調節する機能と、尿を溜める膀胱の機能の両方に、何らかの問題があることでおねしょや頻尿に悩まされます。治療に時間がかかることも多く、早めに受診して適した治療を開始する必要があります。
小児の頻尿
お子さんの頻尿は
早めにご相談ください
頻尿や尿漏れは、中高年以降の過活動膀胱に悩む人の症状のように思われるかもしれません。しかし、まれにお子さんにも見られることがあるのをご存知でしょうか?泌尿器の形状や機能、神経系に何らかの問題がある可能性もあるため、症状に気づいたら早めに当院にご相談ください。
先天性の形態異常にご注意ください
停留精巣
出生時に、一方または両方の精巣が陰のう内に降りていない状態です。新生児の2〜5%に見られることがわかっています。37週以前に生まれた早期出生児に多く見られる傾向があります。
腎盂尿管移行部狭窄
尿が腎臓から尿管に流れ出す「腎盂尿管移行部」が先天的・後天的に狭くなり、流れが悪くなっている状態です。腎臓内の尿が通る腎盂内に尿が充満してしまい、腎臓の機能障害などが起こるリスクもあります。
尿道下裂
おちんちんの先端に尿道口がなく、亀頭部の後面や陰のうから肛門までの会陰部にかけて、さまざまな位置に尿道口がある状態です。男児の200~300人に1人の割合で見られることがわかっています。